うえにょっき

噺はまくらが一番大事

読書録

『中国の論理』感想

中国の論理 - 歴史から解き明かす (中公新書) 作者: 岡本隆司 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/08/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 副題の通り、中国の人の考え方を、歴史的経緯から捉えた良書である。 古代から現代まで…

『史上最強の哲学入門』感想

内田樹著『レビィナスと愛の現象学』を読んでいて、哲学の歴史をもう一度勉強し直す必要があると感じたので、『史上最強の哲学入門』を読んだ。 史上最強の哲学入門 (河出文庫) 作者: 飲茶 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/11/05 メディア: 文庫…

『寝ながら学べる構造主義』 感想

内田樹著。 構造主義の入門書として定番の一冊だ。 寝ながら学べる構造主義 *1 作者: 内田樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2002/06/20 メディア: 新書 購入: 43人 クリック: 418回 この商品を含むブログ (340件) を見る 文句なしにわかりやすい。 そし…

『人工知能はどのようにして「名人」を越えたのか』感想

著者は最強の将棋AIであるポナンザの作者。 将棋のポナンザと囲碁のアルファ碁を題材に、人工知能の発展の歴史と技術的本質を平易に説明してくれている。 特に技術の説明に著者なりの解釈が随所に散らばめられていて、(本人も天才である)著者の頭の中が分…