2018-01-01から1年間の記事一覧
『紅の豚』は1992年の夏に公開された。 とてもとても暑い夏だったそうだ。 バブル崩壊の翌年、 『紅の豚』が公開された夏、 ぼくは生まれた。 --------------------------------------------------------------- 『紅の豚』は、地中海を舞台にした映画だ。 …
大人になって、なぜかは分からないけど、小さい頃の原体験みたいなものを聞かれることが増えた。 最近の流行りなのかな? 正直ぼくは、原体験が今の行動や嗜好に結びついてる的な理論には、あんまりしっくりきていない。 でも、確かに、影響はゼロではないだ…
ぼくが尊敬する佐渡島さんの本。 孤独な現代において、持続するコミュニティの作り方を描いた本である。 彼が運営するコルクラボでの実験結果をもとに、彼(ら)なりの考察が記されている。 (ぼくも参加させてもらえることになった!) WE ARE LONELY, BUT …
日本人は「空気」の話が好きだ。 ここ日本では、「空気を読む」「忖度する」という言葉に代表されるように、まさに「空気」の存在が、自分たちの集団や組織の特徴のように語られる。 山本七平著『「空気」の研究』は、今も昔も、日本人が諸悪の根源だと思い…
組織は時として悲劇を起こす。 内部にいる人間は、自分や仲間のの居場所を守りたいだけ。そのために、時として、外部から見れば不正や犯罪と呼ばれることに手を染めてしまう。 本人たちは、何も悪いことをしているつもりはないのに。気がつけば、自分たちの…
巷では、教養の重要さが叫ばれている。 これからの時代、ビジネスマンも教養がないと生きていけないそうだ。 だが、親も、学校の先生も、ぼくが勉強しなければならない理由を教えてはくれなかった。 教えてはくれたかもしれないが、ぼくが納得できるものは一…
ぼくは、この人すごいな、と思う人が大好きだ。 よくよく考えて見ると、小さい頃からそうだった。 一番はじめに、ぼくが愛した才能は、キムタクだった。 もちろんカッコ良さに憧れたというのはある。 だが、それ以上に、 彼の表情、話し方、立ち居振る舞い、…
とても中立的でいい人というのがいる。 ぼくは、彼or彼女が大好きだ。 ぼくのような、バカみたいに偏った人間ばかりでは、会話が成り立たない。 彼らのおかげで、今日も世界は平和なのである。 そんな彼らが、世の中に対して、ある「共通の苦情」を述べるの…
あんまり映画には詳しくない。 ぼくも「1年間に300本映画を観ました」みたいな文化的ドヤ顔をしてみたいが、そこまでストイックにはなれない。 かといえ、嫌いなわけでは決してなく、どちらかというと好きだと思う。 是枝裕和の『万引き家族』を観て、面白い…
・松岡茉優カワイイ ・徐々に徐々に、家族の抱える謎が明らかになっていくのが、見るものを飽きさせない ・いてもいいと思えるためには、役割があった方がいいっていうのは、血が繋がらないからこその感覚かもしれない・しょうたが子どもながらに、その感覚…
歴史上最も偉大な落語家は誰かと聞かれたら、 ぼくは迷わず故・古今亭志ん朝だと答えるだろう。 古今亭志ん朝。本名美濃部強次。 その芸風は、華麗にして優美。 それでいて、素朴で端正。 小気味良いリズムで流麗に駆り出される噺には、一切の無駄がない。 …
深セン旅行記。初の深セン訪問で見たことや感じたことをつらつらと。
Facebookが流行り始めたときとき、 ぼくは非常に住みにくい世の中がやってくると思った。 実名で自分や他人の行動を世間に晒すような世の中になれば、 ズルや浮気などの全ての悪いことができなくなってしまうのではないか。 ちょっとでも浮名を流そうものな…
ロンドンは今日も曇りだった。 昨日も曇りだった。 明日も曇りなんだろうな。 まずは宿の近くのビクトリア駅〜ピカデリーサーカスまで。 写真に写っている範囲がロンドンのナウでヤングな中心地。 もう一つの中心地は、ロンドン証券取引所があり、世界的な金…
3/8から3/14にかけてイギリスに行って来た。 3/8の朝に羽田から北京を経由してイギリスに行った 3/8にロンドンに到着し、ロンドン観光。 3/9はオックスフォード訪問。 3/10はストーンヘンジやバースを中心にツアーに参加。 3/11にリバプールへ旅立ち、リバプ…
僕の大学院生活も大詰めを迎えている。 もちろん修論執筆中&プレゼン製作中であるが、3年間の苦しい修行の甲斐あってか思っていた以上にスムーズに進んでいる。 気分転換に僕が研究(生活)から学んだことを整理してみたい。 こんな感じで、この2~3ヶ月は振…
中国の論理 - 歴史から解き明かす (中公新書) 作者: 岡本隆司 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/08/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 副題の通り、中国の人の考え方を、歴史的経緯から捉えた良書である。 古代から現代まで…
街場の現代思想 (文春文庫) 作者: 内田樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/04/10 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 87回 この商品を含むブログ (82件) を見る 冬は、「ウチダ」の季節だと思っている。 内田樹の思想は、鋭くも温かい。 冷たい風…
TPPがビジネス、暮らしをこう変える 作者: 日本経済新聞社 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2016/01/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る TPPについて非常に簡潔にまとまった本。 その他の評価の高いTPP本でも同様…