うえにょっき

噺はまくらが一番大事

2017-01-01から1年間の記事一覧

『エクサスケールの衝撃 』(抜粋版) 感想

日本人が書いた本で、ここ数年話題の未来予測本といえば『エクサスケールの衝撃』だろう。 エクサスケールの衝撃 作者: 齊藤元章 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/12/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 非常に長い本だが、最…

僕がブログを書く理由

ある日僕は衝撃を受けた。 (確か1950年頃の)古い論文を読んでいるときにこんな記述を見つけたからだ。 …P value (Fisher, 1936)…… 詳細はさて置き、P value(P値)とは、ある科学的操作を行ったことが、実際に効果を及ぼすのか(この肥料を与えた植物は与…

『史上最強の哲学入門』感想

内田樹著『レビィナスと愛の現象学』を読んでいて、哲学の歴史をもう一度勉強し直す必要があると感じたので、『史上最強の哲学入門』を読んだ。 史上最強の哲学入門 (河出文庫) 作者: 飲茶 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/11/05 メディア: 文庫…

「死神」de落語入門

ある時から落語にハマっている。 アニメ「昭和元禄落語心中」 の人気もあって、世間でもまた人気が出始めているらしい。 そこで、初心者が聞くべきオススメ落語を紹介したい。 結論から言うと、「死神」一択だ。 言わずと知れた古典落語の大ネタ中の大ネタで…

『寝ながら学べる構造主義』 感想

内田樹著。 構造主義の入門書として定番の一冊だ。 寝ながら学べる構造主義 *1 作者: 内田樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2002/06/20 メディア: 新書 購入: 43人 クリック: 418回 この商品を含むブログ (340件) を見る 文句なしにわかりやすい。 そし…

『人工知能はどのようにして「名人」を越えたのか』感想

著者は最強の将棋AIであるポナンザの作者。 将棋のポナンザと囲碁のアルファ碁を題材に、人工知能の発展の歴史と技術的本質を平易に説明してくれている。 特に技術の説明に著者なりの解釈が随所に散らばめられていて、(本人も天才である)著者の頭の中が分…