うえにょっき

噺はまくらが一番大事

万引き家族感想 ※ネタバレ注意

・松岡茉優カワイイ

 

・徐々に徐々に、家族の抱える謎が明らかになっていくのが、見るものを飽きさせない

 

・いてもいいと思えるためには、役割があった方がいいっていうのは、血が繋がらないからこその感覚かもしれない
・しょうたが子どもながらに、その感覚を理解してるのが面白かった。自分も感じてるのかも。
・そういうところから逆に、血が繋がってないからこその気まずくなさも生まれてるのかもしれない


・子供たちの中でも、歳を取ってるお姉ちゃんが一番家族にこだわってて、ちっちゃい子たちはそうでもないのが面白かった。大人になった方が居場所を求めるのかもしれない。お父さんとお母さんがニセモノの家族を作ったのも同じかも。

・お姉ちゃんは、おばあちゃんに引き取られたことで、自分が必要とされてるっていう、実の家族では得られなかった感覚を得たんだろうな。
・おばあちゃんは、お姉ちゃんの実の家族にお金をたかってたけど、使ってないわけだからお金が欲しかったわけじゃないんだろう。お姉ちゃんのためにむしり取った慰謝料みたいなものだったんだろうと勝手に想像。

 


・おばあちゃんが死んだ時の、大人たちのあっけらかんとした、様子が面白かった。しょうがないよみたいな。まぁ死でもなんでも慣れだなぁと


・お姉ちゃんが実の妹の名前を源氏名に使ってるのが面白かった。意地悪さと憧れが同居している。


・しょうたの自我の目覚めが面白かった。頭がいい子だった。疑問を持って考えることができる。最後の別れを覚悟した様も、大人だった。


・名前・呼び方って大事なんだなぁ。まさに名前・呼び方が世界の切り方を変えるってことだなぁと。
・しょうたは、自分の実の親も自分が連れて来られた経緯も覚えてないのに、お父さんとお母さんをおじさん、おばさんって呼ぶのは何故だろうか。